ぶつくさと〜く
【Vol.68】 あやとり (2007.9)
残暑が厳し〜ぃ!ながらも、日を追うごとに少しづつ気温が下がり、
段々と秋の気配が感じられるようになってきましたね。
先日、「キル・ビル」「キル・ビル2」という映画がBSか何かで放映されていました。
そこそこ話題になった映画なのに一度も見たことが無かった私は、
今回2本とも録画してまで見たんですが・・・あ、あれ、世間の評判て如何なもんなんですか?
私のセンスがイケてないのかも知れませんが・・・久しぶりに「残念な映画」を見た気がしました。
(ファンの方々、是非ともあの映画の良さをご教授下さい)
さて、とある朝、通勤途中のJR品川駅(東京都)で、改札を出て駅の建物内の通路を歩いていると、
こんな感じで呼び出しのアナウンスが流れてきました。
「韓国よりお越しの○○○様〜、至急中央改札口までお越し下さい〜」
会社へと急ぎながら、何気な〜くそのアナウンスを聞き流していたのですが、
冷静に考えてみると、ん?、ちょっと待てよ・・・?
今呼んでたんて、完全に韓国の人の名前やったよなぁ・・・?
ってことは、思いっきり日本語で流されてたあのアナウンス、
その韓国からお越しのご本人には、何のこっちゃ全然伝わってへんのとちゃうんか??
意〜味な〜ぃや〜〜〜んっ!!
まぁたまたま日本語堪能な人やったらええのかもしれませんが、
「韓国からお越しの〜」って、完全に一人はぐれてしまった旅行者っぽい感じの言い回しですよね?
何となく自分の名前が呼ばれてるところまでは分かったとしても、
それだけじゃ、何をしたらええのか、どこに行ったらええのか、全然分からんじゃないですかっ!
う〜ん、一体、彼の運命はどうなってしまうのでしょうかっ!!
♪チャチャチャチャ、チャチャチャ、チャ〜ラ〜〜(火曜サスペンス劇場のCM前で)
・・・と、朝からこんな複雑な心境にされるアナウンスを聞いてしまい、
どうも寂しい気持ちで会社へと向かう羽目になるのでした。
う〜ん、駅員さんよ、もうちょっと考えてあげてくれませんかねぇ・・・。
そうそう、駅での出来事と言えば、先日渋谷で珍しくキレそうになってしまいました。
ある日の夕方、新宿でのお買い物を済ませた帰り道、
私はJR新宿駅から、IC乗車券のPASMO(Vol.63で紹介)を使って電車に乗り込みました。
山手線で3駅隣(新宿→代々木→原宿→渋谷)のJR渋谷駅で降りようとしたのですが、
途中の代々木からは定期券を持っていたので、
新宿から代々木までの運賃だけを差し引いてもらうために、降りる時に有人改札を通ることにしました。
(ほんま、面倒臭いシステムやの〜)
渋谷駅の改札で、駅員のおじさんに定期券を見せ、「新宿からPASMOで入ったんですが、
代々木からは定期があるので、新宿から代々木までの分を引いて下さい」と言って、PASMOを手渡しました。
おじさんは「代々木までね」と言いながら手元でボタンを操作して精算処理を行い、
「はい」と言ってPASMOを私に戻しました。
精算した金額は、PASMOにも精算機にも表示されないですし、
またおじさんもいくら引いたかを言わなかったのですが、
「代々木までね」と確認しながら精算処理をしていたので、
まぁ流石に間違ってはいないだろうと思って、そのまま家に帰りました。
自宅に着いて、PCの電源を入れたついでに、一応PASMOで引かれた金額をチェックしておこうかぃなと思って、
PASMOの金額確認用ソフトを起動して、使用履歴を確認してみました。
え〜と、今日の精算分は・・・ん、んげっ!?
し・・・新宿から代々木じゃなくて、新宿から渋谷までの運賃がしっかりと引かれてるやんっ!!
わざわざ有人改札で精算してもらった意味ないやんけっ!
・・・んぐぐぐぐぐっ!!
まぁはっきり言って数十円ほどの違いなんで、金額的にはどっちゃでもええ話なんですが、
その「精算をいい加減にしてやがること」自体に、腹が立ちませんか?
だって、おっさんのさじ加減一つで、我々が気付いていないうちに100円多く取ることもできるし、
なんなら知らんうちに1,000円も2,000円も多く取られてる可能性だって有り得るんですから。
それって、クレジットカードの二重請求と同じで、ある意味犯罪ですよねぇ?
まぁとりあえず、ちゃんと返金してもらえばいいやと思って、
翌日、精算をしてもらった渋谷駅の改札へと向かいました。
そこにいるのは別の駅員さんでしたが、昨日これこれこう言って精算してもらったのに、
PASMOを確認してもらったら分かるように、多く引かれてるんですよ、と状況を伝えました。
するとその駅員のおっさんは、渋々顔をして、こう言い放ちやがったんです。
「それはその場で言ってもらわないとね〜」
カッチ〜〜〜ン!!!
いやいやいや、精算した金額はPASMOにも表示されへんのやし、
その場でおっさんも金額言いよらんのやし、こっちは引かれた金額分からないんですよ?
何や、JRでは精算してもらう度に、後からいちいちおっさんに、
「いくら引きましたか?」って確認せなあかんのかい!
そっちのミスのくせに、こっちが悪いみたいに言うてくれやがって。
この、どあほっ!どあほっ!
流石に、「いくら引かれたか表示されへんのやから、その場では分からんでしょうがっ!」と、
改札で若干声を荒らげてしまったのでした。
まぁもちろん、お金は返してもらいましたけれど(言うても数十円ね)、いやほんと、
なんとかしてもらいたいもんですよねぇ、このシステムも、そしてあの駅員たちも。
電車ついでに、数ヶ月前の話を。
その日私は、がらがらの東急田園都市線の各駅停車に乗って、座っていました。
電車がとある駅に停まった時、私のすぐ近くのドアから、
外国人のお母さんと小学校低学年くらいの女の子が乗り込んできました。
その女の子の手には、なんと「あやとり」。
外国の子があやとりをしてるなんて、なかなか珍しいですよね?
まだ始めて間もないのか、どうもたどたどしい感じの手つきでした。
「そもそもあやとりをやってる子自体、久しぶりに見たんとちゃうかな〜?」
なんて思いながら、天気もよく、心地よいテンポで揺れる電車に身を任せ、
私はぼ〜っとその光景を眺めていました。
しばらくすると電車は次の駅に到着しました。
ドアが開いた瞬間、今度は、日本人のお母さんと一緒に、
これまた低学年くらいの男の子が乗り込んできました。
ふとその男の子の手元を見ると、な、なんと、そこにもあったのです。
「えっ!?またっ!?」
そう、2駅続けて、あやとりを手にした子供が乗ってきたのです!
そんなことってあります?
このご時世、普段滅多にあやとりをしてる子なんか見ないですよね?
それなのにその日に限っては、2駅連続で、しかも同じドアからあやとり少年&少女が、
まるでデジャビュのように乗り込んできたんですよ?
もぅ、どんだけよ〜!!
思わず「これまたスターどっきりとちゃうんか?」と思って、隠しカメラを探してしまいました。
(はぃ、嘘つきました〜)
いやしかし・・・ほんと、驚きました。
あやとりって、実は巷(ちまた)でブームになってるんでしょうか・・・?
それとも最近の小学校では、「水曜の4時間目はあやとり」みたいに、実は必須科目になってたりすんの・・・?
どなたかご存知の方、教えて下さい!
はは〜ん、分かったぞ。
最近、何かそういうヒーローものでもやってんねやろ?
「あやとり戦隊、アヤンジャー」とか、あるんとちゃうか?
どう?正解?正解でしょ?アヤンジャーでしょ?ねぇっ??
(なんか虚しいなぁ・・・俺)
・・・と、最近の流行りに全く付いて行けてないワタクシなのでした。
(チーン)
さて、そんなあほあほ話をしてる場合ではなくて、もう今年も残すところあと3ヶ月となりました。
「2007年はこれをやった!」って胸を張って言えるコト、もうみなさん済まされましたでしょうか?
まだの方は、目標に向かって、しっかりとラストスパートしましょうね〜!
それでは今回はこの辺で。ニンニン。
(Vol.68 おしまい)