ぶつくさと〜く
【Vol.93】 おかき (2009.10)
インフルエンザもまだまだ猛威を振るっているようですが、
みなさま、無事に過ごしていらっしゃいますでしょうか?
さて近頃は、めっきり秋らしい気候になってしまいましたね。
うち(横浜市青葉区)からバイクで10分ほどのところに、
「寺家(じけ)ふるさと村」という、昔ながらの田園風景が残る自然保護区があります。
その日は珍しく、とても天気のいい秋の休日だったので、
そのふるさと村まで、ぶら〜っとバイクでお出掛けしてみることにしました。
殺風景と言っても過言ではないほどののどかな風景が、辺り一面に広がっていました。
収穫後の稲田に囲まれてのんびりとお手製弁当を食べる家族、
あぜ道の片隅で風景画に勤(いそ)しむ人々、小川の土手を自転車で走り回る子供たち。
気持ちのいい時間がそこには流れていて、心が浄化されるような、そんな気分になりました。
私達に秋の訪れを知らせるかのように、空にはたくさんのトンボが舞っていました。
その時、ふと思ったことがあります。
「トンボって、なんで秋にだけ出てくるんやろ・・・?」
もちろん、生き物には繁殖期なるものがあって、
季節に合わせて生態系が動いていることは分かっているつもりなんですが、
それにしても、なんでその出てくる時期が「秋」なんですかねぇ?
(蝉は「夏」だけやし)
もっと言うと、人間の場合は季節を問わず、毎日のように子供って産まれてるじゃないですか?
それって、他の動物と何が違うから「いつでもOK」なんでしょうか?
出産に対する人間の医学的知識が向上したから?
生命を脅かすだけの外敵が人間にはいなくなってしまったから?
それとも・・・ただ単に、人間には節操というものがないから?
(なんじゃそら)
と、例によっていろいろな想像がモンモンと勝手に膨らんでしまうので、
どなたかご存じの方、私を正しい道へと導いて下さ〜ぃ!!
さて、みなさんは「播磨屋ステーション」というのをご存じでしょうか?
そもそも播磨屋とは、兵庫県朝来(あさご)市に本店のある、
私が以前から好きだったおかき屋さん「播磨屋本店」のことなんです。
(特に、丹波の黒豆をたっぷり使った「御やきもち」が私のお気に入りでして〜)
そのおかき屋さんが近年、カフェコーナーを銀座や京都、博多などにオープンしています。
それがなんと、飲み物も、美味しいおかきも、すべて無料なんですよね。
知名度アップが目的なんでしょうが、それにしても無料とはとてもありがたい。
先日、霞が関(虎ノ門駅すぐ)の店舗に入る機会があったのですが、
サラリーマンやOLのみなさんで、終始行列ができていました。
(もちろん、おかきの販売もしてます)
おかき大好き人間の私としては(もぅじじいやな)、この店舗をどんどん展開してもらって、
日本中、いや、世界中がおかきだらけになって、
み〜んながちょっとだけ幸せな顔になればなぁ、などと思っとります、はぃ。
※決して播磨屋さんの回し者ではありません。
話は変わって、トロントから帰国後すぐのこと〜。
1年間の海外生活中ずっと、日本の味を恋しく思っていたのもあって、
久しぶりに近所の美味しい焼き鳥屋さんに行くか〜、とお店を予約しました。
予約後に「確かネット上に割引クーポンがあったのでは?」と思い出した私は、
ネットで検索し、「飲み物が1人1杯ずつ無料」のクーポンを発見しました。
「ってことは、2人で1,000円くらい割り引かれる・・・う〜ん、結構でかいやん?」
半ニヤケ丸出しの顔になったのも束の間、いざクーポンを印刷しようにも、
肝心のプリンターちゃんが、
トロントからまだ届いていない引越荷物に紛れ込んでることを思い出したのでした。
「ちっ、しまった〜〜!」
しかし、そう簡単に諦めきれないセコセコ族出身の私は、
なんとかクーポンを印刷できる方法が無いか、考え始めたのでした。
ふと、ずっと以前に使っていたプリンターが、どこかに眠っていたことを思い出しました。
よっしゃ、プリントできる〜!と、それを引っ張り出してきたのですが、
少なくとも2年以上は使っていなかったため、印刷しようとしたら「インクがありません・・・」
「がちょ〜ん!!」
インクが無いと言われながらも、まだ諦められない瀬古利彦状態の私は、
それでも何か方法があるやろ?とあちらこちらを探し、
「青色」ながらも、カートリッジにインクを補充するスポイトタイプのインクが、
少しだけ残っているのを発見しました。
それも1年以上使っていなかったインクなので、
ほとんど乾燥してて、ほんのちょろっとだけ汁気が残ってる程度。
しかしこっちも必死のぱっちなんで、
乾燥して空っぽになっていた黒のインクタンクに、なけなしの青インクを足すという暴挙にっ!
そして、満を持して印刷してみたところ・・・流石に、何も印刷されません。
(あ〜〜ほ〜〜〜)
「あぁ、やっぱりあかんのか〜っ!!」
しかし、ここまで来て引き下がる訳にはいかない。
目を近づけて印刷された紙をよ〜く見ると、
うっすらとだけ、黒い文字で何かが写ってるのが見えました。
「こうなったら、奥の手やっ!!」と思った私は、
先程と同じ紙を同じ向きにセットして何度も印刷する「必殺重ね刷り作戦」を実行。
(わしゃ版画家の巨匠かっ!)
2回印刷しても、3回印刷しても、決してはっきりとは印刷されないのですが、
それでも、さっきよりもちょっとだけ文字が読めるようになったのですっ!
そして結局、重ね刷りを繰り返すこと、なんと12回・・・。
ようやくまともに読める程度にまで、クーポンを印刷することに成功したのでした(号泣)
しかし・・・クーポンが欲しいがためだけに、必死で印刷12回繰り返すて。
よく考えたら、パソコンとプリンタが費やした電気代の方が高かったんとちゃうんか?
※ちなみに以前、海外で旅行中にネットでレストランの「20%引き」クーポンを発見し、
そのパソコン上のクーポン画面をデジカメで撮影して、
店員にデジカメの画面ごと見せたところ、「それではあかん」って言われた記憶が・・・。
とまぁ、どうでもいい事を書いてしまっている今日この頃なのでした。
それではみなさま、さようなら。
(Vol.93 おしまい)