ぶつくさと〜く

【Vol.98】 麻宮 (2010.3)

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先日チリで発生した大地震の影響で、遥か遠く約17,000kmも離れた日本にまで津波がやってきましたね。
幸いにも人的な被害が無くて一安心しただけでなく、
津波というものについて、改めて色々なことを学んだような気がします。

正直津波って、東映の映画のオープニングよろしく、
大きな波が「ざっぱ〜ん」と押し寄せて来て、一面を水浸しにしてしまう・・・、
と思ってたんですが、全〜然そんな感じとちゃうんですね。
(きっとそれは「高波」って言うんでしょう)

つまり、「ざっぱ〜ん」と高い波が襲いかかると言うよりは、
巨大な水の塊が「ぐぐぐぐっ!」と一気に潮位を持ち上げ、
大きな力で車や家屋をぐいぐい押し流し、
そして潮位が下がるにつれて、すべてのものをどんどん海に引き込んでしまう。

今回は波の周期が大きかったためか、それほど急激な潮位の変化が無く、
正直、あまり「恐ろしい津波」という感じは最後まで無かったのですが、
もっと短時間に数メートル単位で一気に潮位が上昇していたら、
きっと大惨事になってましたよね。

地球のたった一度の「くしゃみ」が、これほどまでに世界を狂わしてしまう。
こういう出来事がある度に「人間てちっちゃいな〜」と思ってしまうのは、私だけでしょうか?

さらに、「最大で3メートル」の大津波警報まで出たのとは裏腹に、
それ程大きな津波が来なかったことに対して、
「予測が間違ってたじゃないか」だの「それに対する謝罪は無いのか」だの言ってる、
あきれてモノも言えんような「あほちん野郎」たち、いましたよねぇ。
あいつら何も知らんくせに、一体何様のつもりなんでしょうか。

ほんま・・・おまんら、許さんぜよっ!
(どうも、麻宮です)

地震と違って、津波なんてそもそも発生する頻度も低いし、
あんなに地球規模で、しかも海底地形の影響をモロに受けるもん、
正確な到達時刻と正確な波の高さの予測は、難しいと思うんですよね。

それに、予想の高さが実際の高さよりも大きかった方が、どう考えてもいいですよね?
それが逆やったら、たいした備えもせず、
津波が実際に来てからパニックになる人も出て、きっと大変なことになりますよ。

しかし・・・今回だけでなく、台風の時もいっつも見ますけど、
警報出てるし直接警告もしてるのに、それに従わずに釣りとかサーフィンとか続けてる奴ら、
一体、何を考えてやがるんでしょうかねぇ?
(何も考えてないのか)

あいつらが波にさらわれたら、結局ほったらかしにしておく訳にはいかず、
救助の人が命の危険を犯してまで助けに向かわんとあかんのですよ。
自分勝手で人への迷惑も考えず、あほみたいに海でふらふらしてやがる映像。
ああいうのんを見てると、本気で腹が立ってきません?

こんな言い方したら確実に怒られますけど・・・あんな奴ら、死んだらええねん。
(無茶苦茶やな)

お固い話題が続いたので・・・ついでにも一つ〜。
先日、大西洋クロマグロの国際取引禁止案が否決されました。

「マグロの価格が急騰するかも」と、築地のマグロ店の店主も嘆いていましたが、
結果的には禁止にならないとのことで、その点だけで言えば一安心ですね。

しかし、クジラもマグロもそうなんですけど、海の生き物を、
しかも生で食する国って、文化的にも宗教的にもあんまり多くないんですよね。
だから多くの国が、平気で「捕鯨禁止」「マグロの取引禁止」などと叫ぶんだと思います。

例のシーシェパードが日本の調査捕鯨船に体当たり攻撃したりして、
なかなかムカツクことをされてるし、許されない行為だとは思います。
でも、日本政府が説明している調査捕鯨自体の理由も、
なんとな〜く、怪しいと言えば怪しく聞こえるんですよね。
(多くの日本人はうっすらそう思ってるはず)

・・・まぁ何はともあれ、マグロの価格も高騰せずに済んだことですし、
これで渡哲也も安心して「マグロ!」と叫び続けられるでしょう。
あ〜、よかったよかった。
(なんのこっちゃ)

てな訳で、今年度もどうでもいい話で終わることになってしまいました。
新しい生活が始まるみなさん、はりきって参りましょう〜!!

(Vol.98 おしまい)


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