旅の写真
６．上高地
【１．上高地】
2004年初夏、美しい新緑を求めて、上高地（長野）へと向かいました。
上高地は、自然保護を目的としたマイカー規制が行われているため、
その東の入口である沢渡（さわんど）に車を停めてシャトルバスに乗り換え、
揺られること30分、青と緑の自然の真ん中に到着しました。
まずは最初のバス停でシャトルバスを降り、大正池へ。
この池は、焼岳（やけだけ、左の写真）の噴火により、上高地の中心を流れる梓（あずさ）川が堰き止められて出来たそうです。
年々面積が小さくなっている池と、いずれは滅び行く枯れ木。
その風景は、美しさの中にも、どこかもの悲しさを漂わせていました。
あまりの天気のよさに、カモさんたちも上機嫌。
田代湿原と田代池。
湿原の向こうには雪の残る穂高連峰がそびえ、見事な景観を造り出しています。
そしてその近くに静かにたたずむ田代池の風景は、朝もやの中とても幻想的でした。
田代橋近くで梓川を眺めながら一服、タイトルは「お茶と自然」。
この辺りから上高地の中心「河童橋」までは、だんだん歩きやすい道になります。
それとともに、観光客の数もどんどん増えてきました。
そして上高地を代表する風景、河童橋へ。
確かにメインを張るだけのことはある、美しい風景が見られます。
河童橋の辺りには、ホテル・レストラン・土産物屋がいくつかありました。
さらに、1時間ほど山道を歩いて川の上流へ。
完成したての明神橋が見える辺りは、人も少なく、自然がそのままに残っていました。
穂高神社奥宮にある明神池では、イワナがたくさん泳いでいました。
天候にも恵まれ、北アルプスの大自然を堪能することが出来ました。
いや〜、上高地さん、あんたはすごい。
（おしまい）