旅の写真
12.ニュージーランド・北島
【1.オークランド/Auckland】
2007年4月下旬、シンガポール経由で到着したのは、ニュージーランド最大の都市、オークランドでした。
 
シティ・オブ・セイルズ(帆の町)という愛称の通り、マリンスポーツが盛んな街。
港には、たくさんのヨットが当然のように泊まっていました。
ちなみに左は空港なんですが、建物までもがヨット風。
 
オークランドのシンボルともなっている328mのスカイタワーと、その街並み。
対岸のデボンポートからの夜景も大変綺麗で、若干バンクーバー(カナダ)と似た感じがしました。
オークランド郊外にあるポンソンビー地区へ。
教会に面した通り沿いには、小洒落たカフェがたくさんありました。
なかなか落ち着く場所で、とってもお薦めです。
(まぁカフェになんぞ、入ってませんけれども)
【2.ワイトモケーブ/Waitomo Cave】
朝一でレンタカーを借り、オークランドからワイトモケーブ、トンガリロ国立公園とまわって、その日のうちにロトルアへ。
全長約520km、自然の中のドライブの始まりです。
 
オークランドから約3時間、ワイトモケーブへ到着。
ここの洞窟にはツチボタルという発光性の珍しい虫が生息しており、
暗闇で光るその美しい姿を見ようと、たくさんの人が押し寄せる人気の観光地です。
ガイド付きでないと洞窟には入れず、その出発が30分おきなのですが、
我々が行った時間は偶然団体さん襲来の谷間に当たり、しかも他の客もたまたまおらずで、なんと客は我々2人だけ・・・。
ガイドさんを独占した挙句、普段なら20人くらいでぎゅうぎゅうに座らされるボートに、
天井のツチボタルがよく見えるようにと、思いっきり仰向けに寝転んで乗せてもらえました。
・・・て、ほとんどの場所で写真撮影が禁止されているので、
残念ながらボートで洞窟を出た後の写真しかないのですが、まぁとにかく、
星屑の世界に迷い込んだような、とても幻想的な時間を味わえる場所でした。
(イメージ湧かない方はワイトモケーブのHPをご覧下さい→ http://www.waitomo.com/ )
【3.トンガリロ/Tongariro】
 
ワイトモケーブから、一路、トンガリロ国立公園へと向かいます。
ニュージーランドらしい大自然を感じられる場所があちこちにあって、う〜ん最高。
 
ワイトモケーブから2時間ほどで、トンガリロ観光の拠点となるファカパパヴィレッジへ到着。
先住民族マオリの人々の聖地となっているその山々は、世界遺産にも登録され、
またこの辺りの荒涼とした風景は、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の撮影に使われたそうです。
高級ホテルのベイビュー・シャトー・トンガリロ(右)に着いた頃には、
今にも降り出しそうな空になってて、全然山が見えん・・・。
(えぇ、もちろんここに泊まった訳ではなく、単なる冷やかしです)
【4.タウポ/Taupo】
 
トンガリロから再び北上を開始。
ロトルアまで向かう途中、タウポというニュージーランド最大の湖に寄りました。
黒鳥たちものんびりしてて、気持ちよさそうでっしゃろ?
 
タウポの近くにある、フカ滝(フカフォール)へ。
滝と言っても高さのある滝ではなく、毎秒22万リットルという圧倒的な水量を誇る滝です。
青と白の生き物が、轟音を立てて駆け抜けていました。怖っ。
【5.ロトルア】
夜になってやっと、ゴール地点のロトルアに到着。
北島最大の観光地を満喫するのは、翌日からとなります。
 
朝からロトルア湖の西側、羊のショーが有名なアグロドームへ。
出番を待つ羊たちは大人しく・・・でも近づくとやっぱり臭かったです。
 
ステージの上では、牧羊犬が走り回ったり、観客が仔羊に授乳したり、牛の乳搾り体験があったりと、
なかなか楽しいイベントが満載でした。
 
 
ロトルア市街地の南端、ファカレワレワ地熱地帯にあるテ・プイアへ。
ロトルアは火山地帯にあるため、施設内のあちこちから水蒸気が上がっています。
ポフツ・ガイザーという間欠泉があり(右)、10m以上もお湯が噴き出していました。
 
テ・プイアでは、マオリのコンサートも行われています。
ラグビーのニュージーランド代表チーム、オールブラックスが試合前に踊ることでも有名な、
ハカ(マオリの戦士が戦いの前に行う踊り)も見られて、ちょっぴり興奮。
 
北島を満喫した後、いよいよロトルア空港(左)から南島へ向けて出発。
ニュージーランドの旅も、後半戦に入ります。
(おしまい)