旅の写真
11.中九州
【1.熊本】
秋風香る熊本に到着したのは、2006年10月のことでした。
 
加藤清正によって築かれた熊本城は、2007年でちょうど築城400年とのこと。
敵からの攻撃を防ぐための技術があちらこちらに取り入れられており、
大阪・名古屋と並んで日本三名城の一つになっているらしいです。
(ええけど「日本三ほにゃらら」って一体誰が決めるんでしょうね・・・?)
熊本名物の「いきなり団子」は、さつま芋とあんこの入った和菓子。
お茶が欲しくなりますが、甘過ぎずなかなか美味しかったです。
(ちなみに、翌日の昼ご飯はこれだけ・・・(泣))
 
水前寺清子でお馴染み(?)の、水前寺公園(水前寺成趣園)。
東海道五十三次の景色を表現したという公園は、とても静かで、のんびりと過ごすことができました。
優雅に飛び立った鳥も、とても気持ちよさそう。
 
 
熊本市内・中央街にある「安坐(あぐら)」という居酒屋さんで夕食。
馬刺や溶岩焼など、普段あまり口にしない料理が小洒落た感じで出てきて、どれも美味しかったです。
(人の良さそうな若い店長さんとの会話も楽しかった ^^;)
【2.通潤橋】
 
熊本から高千穂峡へ向かう途中に道の駅・通潤橋があり、
そのすぐ近くに、重要文化財に指定されている高さ20mほどの水道橋「通潤橋」があります。
天気もよく、のどかな風景と大変マッチしていて、趣がありました。
【3.高千穂峡】
 
熊本県からちょっとはみ出して、宮崎県の高千穂峡へ。
天照大神(あまてらすおおみかみ)や須佐之男命(すさのおのみこと)といった、
一度は耳にしたことがある名前が登場する数々の神話が残る町・高千穂。
その中にある高千穂峡は、阿蘇からの溶岩が侵食され続けてできたんだそうです。
木々の間から漏れる温かい光が、美しく水面を輝かせていました。
う〜ん、最高。
【4.阿蘇】
 
高千穂から阿蘇方面へ。
熊本市内を流れる白川の水がこんこんと湧き出る「白川水源」と、
そのすぐ近くの田園風景をひた走る南阿蘇鉄道の列車。
 
 
初日は、風向きの関係で阿蘇山の火口付近へは立ち入りが出来ませんでしたが、
翌日は運良く(車で)上まで行くことができました。
万が一の場合の避難用シェルターがあちこちに点在し(怖っ!)、
火山灰が広がる大地「砂千里ヶ浜」をぱちり。
【5.黒川温泉】
 
 
近年人気の黒川温泉へ。
名前の通り(?)「黒」で統一された町並みが、落ち着いた感じを醸し出していました。
3箇所の温泉巡りができる「入湯手形」を買ってゆっくり回りたかったのですが、
時間もなかったので、川沿いの景色が楽しめる「いこい旅館」の露天風呂だけ入りました。
【6.湯布院】
 
今回の旅のメインはここ湯布院だったのですが、残念ながら雨で由布岳の眺めはイマイチ。
まぁでも、美味しい料理といい温泉に入ってリラックスすることはできました。
(ただし ぶつくさと〜くVol.58 に書いた事件は起こるのだが)
左は金鱗湖(きんりんこ)、右は最高級旅館「亀の井別荘」の入口。
(もちろんこんなええとこ泊まれません・・・)
【7.別府】
 
別府名物はなんと言っても地獄巡り(これまた怖っ!)。
8つも地獄があるのですが・・・全部回ってしまいました。
左から「海地獄」「血の池地獄」。
「龍巻地獄」は市の天然記念物に指定されています。
でも、流石に「アシュラマン」はおらんかったなぁ・・・。
(お帰りなさい、キン肉マンネタ)
「鬼山地獄(=ただのワニ園)」や「かまど地獄(=鬼と釜飯の痛々しいオブジェ)」など、
「その地獄は無理矢理やん」っていう地獄もいくつかあるのですが、
まぁそれはご愛嬌と言うことで・・・意外と楽しめますよ。
最後に、別府温泉にちょっろと入り、そのまま大分空港へ。
レンタカーでのらりくらりと九州を横断する旅は、終わりを迎えるのでした。
(おしまい)