旅の写真

24.イギリス(後編)

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【5.グロスター/Gloucester】

イギリスの旅も後半へ。
リバプールからさらに南へ車を走らせ、大聖堂のあるグロスターへと到着します。

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ビアトリクス・ポターの作品「グロスターの仕立屋」の舞台となった、
まさにその仕立屋のお店を訪問。
(グロスター大聖堂のすぐ脇で、今はお土産屋さんになってました)

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さて、この日はなんと、年に一度だけ開催される「チーズ転がし祭」の日!
(日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」で宮川大輔さんが参加した祭です)

グロスターから車で15分ほど、クーパーズヒルという丘に向かうのですが、
流石に祭の日とあって、道が大渋滞していてなかなか到着できず・・・(汗)

それでも段々と近づくにつれ、急な坂が見えてきました。
そこにはすでに大勢の見物客と、坂を転がっている(?)と思われる人影がちらほらっ!!

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なんとか無事に会場へと到着。

白い正装で決めたおじいさんが、坂の上からどでかい丸チーズ(ダブルグロスターチーズ)を転がし、
出場者がそのチーズ目掛けて、一斉に坂を走って下り始めます。
何度も何度も転倒しながら、ものすごいスピードで、走ると言うより転がり落ちて行きます・・・。
(ゴール地点では、数人がかりでその転がって来る人間を食い止める)

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勝利した人は大喜びで駆け回り(って、なんちゅう格好で出場しとんねんっ!)。
でも負傷した人は、レスキュー隊の手で急坂を運び降ろされる運命に・・・。

と、ちょっと寄り道しましたが、運よく楽しい祭を見ることができました。

【6.ストラトフォード・アポン・エイボン/Stratford-Upon-Avon】

続いて到着したのは、長い名前の町。

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ここは1564年、かのシェークスピアが生まれた町。
見どころは、シェークスピアの生家(写真左)くらいしか無いのですが(って失礼やな)、
伝統的な美しい建物が並び、心が落ち着く町でした。

どうでもいいんですが、町の中心地で駐車場がなかなか見つからず、
レンタカーの私は、大嫌いな縦列駐車を、狭〜ぃ石畳の道でさせられる羽目に。

普段から運転してない上に慣れない場所と慣れないイギリス車、
焦りながらも必死でちょこちょこハンドルを切り返します。
ちょうどカフェか何かの前だったので、カフェの客たちもこちらを見て、
笑いながら応援までしてくれる始末・・・(泣)

そして最後まで車を入れ切った時、自然と大きな拍手が湧き起りました・・・(号泣)
(イギリスのあほ〜)

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マナーハウスと呼ばれる、中世の下級貴族の邸宅を改装したホテルの一つ、
「エッティントン・パーク・ホテル」というところに宿泊。

豪華な内装と、美しい緑に囲まれて、素敵な時間を過ごせました。

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翌日は「ヒッドコート・マナーガーデン」という、英国式の庭園へ。
隅々まで手入れの行き届いた美しい広大な庭は、
まさに「イギリス」のイメージそのものでしたね。

【7.コッツウォルズ/Cotswolds】

旅のハイライトとも言える、コッツウォルズ地方へ。
ここはイギリスらしい美しい町と自然が残る丘陵地帯です。

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まずはチッピング・カムデンへ。
「コッツウォルド・ストーン」という印象的なハチミツ色の石を使った家が並びます。

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ボートン・オン・ザ・ウォーターは、美しい小川を中心に広がる小さな町。
お洒落なティールームなんかもいくつかあり、素敵なところでした。

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町から町への移動の途中。
コッツウォルズの優しい風景に囲まれながら、車をひた走らせます。

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こちらも綺麗な川が流れるバイブリーの町。
コッツウォルズの中でも人気の町なんだそうです。
家々も教会も、画になる風景ですね。

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続いてカッスル・クームへ。
イギリスで最も可愛い村とも言われ、古い町並みが美しいところでした。
民家の玄関にある飾りも、イギリスっぽいですよね。

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最後はレイコックの町へ。
町にある小さなベーカリー(右の写真)が、とても可愛らしかったです。

【8.バース/Bath】

まさに「温泉」の語源となったという(説もある)、
古代から発展を続けてきた街、バースへと到着します。

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世界遺産・バースの街の建物も、ハチミツ色の石を使っているところが多く、
家々や橋までも、格式が高く感じられます。

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紀元前1世紀、ローマ時代からの一大保養地であったという「ローマン・バス」。
重厚な彫刻に囲まれたお風呂で、古代人たちは寛(くつろ)ぐことができたのでしょうかねぇ・・・?

【9.ストーンヘンジ/Stonehenge】

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旅の最後に、こちらも世界遺産のストーンヘンジへ。

残念ながらものすごく天気は悪かったのですが、それはそれで神秘的な光景になっていました。
羊たちも、自前のセーターを着て、とても温かそうです。

***

そんなこんなで、イギリスをぐるっと回る旅はこれにておしまい。
気持ちだけは上流階級になれる、そんな日々を過ごすことができました。

(おしまい)


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