旅の写真

25.中欧(前編)

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【1.ザルツブルク/Salzburg】

成田から直行便でドイツのミュンヘンへ、さらにレンタカーで夜の高速を飛ばすこと約2時間。
「塩の城」、オーストリアのザルツブルクへと到着します。

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2月のザルツブルクは、残念ながら曇天。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」にも登場するミラベル庭園の噴水も、しっかりと凍っていました。

馬車の馬たちも、寒さで身を寄せるように温め合っています。
(そう見えただけかな)

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旧市街のモーツアルト広場には、その名の通り、
1756年にこの街で生まれたモーツアルトの像が建っています。
近くにあるモーツアルトの生家は見学もできるみたいで、人だかりが。

旧市街のゲトライデ通りでは、可愛らしく装飾された鉄細工の看板が並び、
自分の店のことをたっぷりとアピールしてくれています。

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通貨がユーロになる前の、オーストリア・シリング時代のお金が少し残っていたので、
ユーロへと両替できる銀行へ行ってみると、そこには自動の両替機が・・・。
ドイツ語の説明しか無く、全然分からなかったのですが、
それっぽいボタンを適当に操作、なんとかユーロへの両替完了〜。

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オーストリアを代表する料理とも言える、ザワークラウト。
右はザルツブルク名物「ザルツブルガー・ノッケール」というフワフワのお菓子。

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ザルツブルクから市バスとケーブルカーを乗り継いで、ウンタースベルグという山へ。
犬も、眼下に広がるザルツブルクの街をじっと見つめていました。

【2.ハルシュタット/Hallstatt】

快晴の中、レンタカーを走らせ、ザルツカンマーグート地方を巡ります。
(冬の山道だったのでちょっと心配してたのですが、特に事故も無く帰還)

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まずはヴォルフガング湖のほとり、ザンクト・ギルゲンの町に到着。
子供の頃のモーツアルトが、バイオリンを弾いている像が可愛らしく建っています。

夏は遊覧船が行き交うヴォルフガング湖も、ぎっしりと氷が張っている状態でした。

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さらに車を走らせること1時間、ザルツカンマーグート地方のメインとも言える、ハルシュタットへと到着。
もやにつつまれた湖畔の町が徐々に姿を現すと、そこには息を呑むような美しさが待っていました。

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ハルシュタットは「世界で一番美しい湖岸の町」とも言われるそうです。
対岸への渡し船が走る姿も、まるで絵画のよう。

【3.チェスキークルムロフ/Cesky Krumlov】

オーストリア北部・リンツの街を経由してチェコへと突入。
まずは、チェスキークルムロフという町へと到着します。
そこは中世の香りが漂う、本当に美しいところでした。

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馬蹄形に流れるヴルタヴァ川に抱かれるように広がる町並み、
そして、どこからも見えるチェスキークルムロフ城の塔。
「世界でも最も美しい町の一つ」と称されるだけのことはあります。

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教会も、城壁も、城の塔も、木製の橋も、派手さが無く大人な色合い。
特別な何かがある訳ではなく、でもそこにはとても心落ち着く町がある、そんな感じの場所でした。

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チェスキークルムロフ城から、城下を見下ろす。
赤茶けた屋根、光輝く川面、教会の尖塔、そしてその向こうに広がる田園風景。
う〜ん、なんかめっちゃええやん?

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中世の城下町らしい風景。
可愛らしいお店もちらほらあって、心をくすぐってくれます。

【4.ホラショヴィツェ/Holasovice】

チェスキークルムロフから北へ車で30分ほど、
緑の丘陵地帯を駆け抜けると、小さな小さな集落・ホラショヴィツェに辿り着きます。

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ここには、南ボヘミア風バロック様式と呼ばれる、独特の形をした建物が残っています。
1850年頃に建てられ、白や黄色、薄いピンクといった、上品な色合いの簡素な建物が、
中央の広場に面して、ずらりと並んでいました。

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建物を飾る模様がちょっとしたアクセントになっていて、とても可愛らしい。
丸みを帯びた屋根の可愛らしい建物や、現役(かな?)の井戸もあって、
とても素敵で印象的なところでした。

【5.プラハ/Praha】

さらにレンタカーを北へ2時間ほど飛ばし、チェコ共和国の首都・プラハへ到着します。

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「百塔の町」とも呼ばれるプラハ。
ヴルタヴァ(モルダウ)川越しに見えるプラハ城は、
たくさんの塔を抱きかかえるかのように、堂々とそびえ建っていました。

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広大なプラハ城の中には荘厳な教会(聖ヴィート教会)もあり、見どころは満載。

ちなみに右の写真は、城内の大きなドアに付いていたドアノック(トントンてやるやつ)。
ハンドル(下の部分)に女性が付いていて、ハンドルをくるっと回して上げると、
上部に付いている男性に丁度重なって、口づけをするようになっていました。
(こういう遊び心が素敵ですよね〜)

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プラハと言えばこの「カレル橋」。
立派な橋塔の下を抜けると、30体の聖人像が、橋の両側で出迎えてくれます。

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旧市街の中心地、旧市街広場へ。
近未来的なエレベーターで旧市庁舎の塔を登ると、
左右の尖塔が印象的なティーン教会、その周りには美しいプラハの街並みが広がります。

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ご存じマリオネット(操り人形)はチェコの伝統芸術の一つ。
旧市街にあるマリオネット劇場で、有名な「ドン・ジョヴァンニ」を鑑賞しました。
(元々のストーリーを知らんかったので、内容はよう分からんまま・・・)

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チェコのもう一つの魅力は、何と言ってもビールの安さ(苦笑)。
ホスポダ(居酒屋)に行って、美味しいビールを飲んでいると、
どこの店でも楽団のおじさんたちが入り込んできて、楽しい演奏でホールを盛り上げてくれます。

*****
美しい町と美味しいビールがあるチェコ、また行ってみたい国の一つとなりました。

旅の方は、一路西へ・・・チェコを後にして再びドイツへと戻ります。
(後編へ続く〜)

(おしまい)


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