ありがとう京急700




またひとつ、京急を走り去っていきます。それは、700。2005年11月28日、運行を終了しました。
700は、本当に地味な車両でした。窓が小さくて、座席も少ないから、快特でこれがくると「ちぇっ」と思っていた若かりしころ。しかし、本線上で見かけることが少なくなってからは、「がんばってるがんばってる」みたいに優等列車で走ってくるとうれしくなったものだった。


最後の場となったのは、大師線。ここは、むかしから700のメインの活動場所でもありました。お正月には、干支のヘッドマークをつけ、川崎大師への初詣客を運んでいました。それが、もう、来年の干支を身にまとうことはないのです。これが、700最後のヘッドマークとなりました。

薄緑色の壁に青いシート。ずっとかわらなかったなあ。そして小さめの窓になぜかついている保護棒。なんのためだったんだろう。中間車は、モーターがなくて、はずされていた時期もあったという。コトデンにもいけず、ひっそりと解体されていく。
あまりに地味で模型化されることもなく、個人的には結構好きな面構えだったんだけれど、花形にたつことといえば、正月だけだったんだろうなぁ。
大師線では、目一杯加速することもないので、往年のがんばった走りは思い出せませんでした。

あと4つ扉といえば、800のみ。800の後継ってつくられるんだろうかなぁ。

そうそう、ショックだったのは、600の内装がいつのまにか1000と同じになっているのがあったこと、昼間は見えにくいLED方向幕が京急にも導入されていたこと、デス。

Posted: 水 - 11月 23, 2005 at 11:28 午後          


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