ぶつくさと〜く
【Vol.51】 バリン (2006.4)
4月2週目の週末に法事があったので、富田家の菩提寺(ぼだいじ)がある京都へ行ってきました。
散歩するのにもちょうどいい季節になってきたので、
少しゆっくりしようかと、金・土・日と京都に3泊することになりました。
(たっぷり楽しむため、富田家@横浜の出発は朝6時・・・)
と、京都の前にちょっとだけ、姫路(兵庫県)まで足を延ばすことにしました。
姫路の駅から歩いて10分ほどのところに、私が日本で一番好きなお城があります。
(あ、でも、特に城マニアと言う訳ではないですよ?)
真っ白な漆喰(しっくい)の城壁を持つところから、別名・白鷺(しらさぎ)城とも呼ばれる姫路城。
その白く美しい姿が、さらに印象深いものとなるのがこの桜の季節なんです。
城下に広がる公園に咲き乱れる桜の上に、白い羽を堂々と広げた姿、
それは、どこか誇らしげにも感じられるほど美しい佇(たたず)まいなのでした。
訪れた日はたまたま天気も快晴で、むぅ〜ん、ほんまに最高っ!
数時間の滞在の後、JRの新快速電車で1時間半、メインの京都へ到着しました。
ちょうどその週末は、「今年京都で満開の桜を見られるのはその週末だけ」という日で、
どこに行っても人だらけ、人だらけ、そして市内は車だらけ、車だらけ。
ほんと、京都一のメインストリートである四条通りは、もぅ蜘蛛の子を散らしたように逃げ惑うほどの大渋滞で、
亀と対決してるんか?と思うほど市バスがのろのろ運転しており、
さらにそのバスを待つ人々でバス停は長蛇の列になってました。
(もぅ、クモやらカメやらヘビやらで、なんや大賑わいですなぁ)
それでも、やはり「京都」という情緒ある独特の雰囲気の中で見る桜は格別ですね。
渡月橋から見る嵐山の桜、東山の中腹にある高台寺や清水寺の夜桜、
そしてCMでもお馴染みの円山公園の枝垂れ桜。
どこもほぼ満開で、桜たちは精一杯の笑顔を私達に向けてくれてました。
しかし、学生時代に京都に6年もいたくせに、
その頃は寺巡りや桜巡りなんて、ほっとんどしてへんかったなぁ。
もっといろいろ回っといたらよかったと、今になってちと後悔してます。
(ドン、ドン、ドン、あほで〜す by 安田大サーカス)
そして夜は、学生の頃よく行った飲食店を訪れ(しょっちゅう宴会した居酒屋まで行ってしもた〜)、
懐かしくて楽しい時間を過ごしました。
いやぁ〜、京都って本当にいいもんですね。それではみなさん、また来週。
(って、水野晴郎で終わってどうすんねん)
※ちなみに、写真をなんでも写真館(観光編)に入れておきました〜。
さて、みなさんの家には「ビデオデッキ」てありますでしょうか?
私は昔からず〜っと、VHSテープのビデオデッキを使っていました。
まぁ使っていたと言うよりは、彼は毎週毎週同じお笑い番組ばかり録画させられて、
「かなり酷使されてた」と言う方が正しいんですけども。
その長年連れ添って、いろんな意味でお世話になった(苦笑)ビデオデッキを手放す時が来ました。
壊れたという訳ではないんですが、いい加減買い替えの時期かなぁと思いまして。
(まだ使えるのに買い替えるなんて、もったいないお化け出〜へんやろか?)
そして代わりに、今流行り?の「HDD(ハードディスク)レコーダー」という、
テープ要らずで何十時間もたっぷりと録画できる機器を購入することになりました。
(一部伏せ字で恐縮ですが、S○NYの「スゴ録」というのんを購入)
購入するに当たっては、値段の変動を毎日「価格.com」でチェックし、
さらに製造終了のため店頭在庫限りになるぎりぎりまで待ちに待って、
そして一番安くなった時に購入するというとてもいやらしい買い方をしたんですが、
まあそれはいいとして、
その店頭限りの在庫を1つ確保してもらうよう電話しておいてから、
休みの日に、町田駅前(東京)にある家電量販店まで買いに行くことにしました。
その店はうちから車で30分ほどのところにあるのですが、
富田家には車なんぞありませんから、当然、輸送手段はバイク・・・。
55リットルのリュック(キャスター付き)を背負い、一路、その店まで向かったのでした。
そして店に到着すると、在庫を確保してもらっていることは言わずに若干の値段交渉をし(せこっ)、
そして電話で確認したときの価格よりさらに数千円マケてもらって(ほんますんません)、
ついに念願のHDDレコーダーを購入したのでした。
「さあ、買うモノも買ったし、さっさと帰るか〜」と思い、
今まさに購入したHDDレコーダーを、担いできたリュックに入れようとしました。
すると、あ、あれ?
「オー!ノー!リュックニハイラヘンヤ〜〜ン!!」
な、なんと、頑張って安く買えたところまでは順調やったんですが、
箱がデカすぎて、そのままやと持って帰れないじゃないですか!
(完全にあほやな)
仕方ないので、その売り場で、HDDレコーダー本体を泣く泣く箱から取り出すことにしました。
(新品なのに、いきなり手荒な扱いね・・・)
そして、本体をプチプチで十分に梱包してもらいました。
「今度こそ!」とそのプチプチで包まれた本体をリュックに押し込むと、
パンパンになりながらも、なんとか詰め込むことができました。
そして、完全に「ぶーちゃん」になった重いリュックを、やや半泣きで背負って帰る羽目になるのでした・・・。
ハードディスクの入った精密機器なので、極力振動を与えないようにと、
リュックがバイクの後部シートになるべく当たらないように、
ちょっと前かがみになってぶーちゃんを必死で浮かせながらバイクでひた走る・・・。
それは、とてもとても情けない姿で、まるで走る「にのきん」なのでした。
(えぇ、もちろん二宮金二郎のことね)
まあそれはいいとして、HDDレコーダーの使い勝手はとてもよく、
今までテープでは時間の制約からあまり録画していなかった番組も、気軽に撮れるようになりました。
もちろん、撮り溜めたビデオを見るため、週末は前より時間がなくなってしもたんですけども〜(泣)
さらにAV機器の話は続きます。
以前にも書いたのですが、富田家には50インチの「リアプロジェクションTV」という、
まぁ簡単に言うと、会議室なんかに置いてあるプロジェクターが、
TVの後ろにそのままスポっと入ったような、そんなどでかいTVがあります。
(部屋はそれほど広くないくせに〜)
さらにあほなことに、部屋中にケーブルを引き回して6.1chのスピーカーまで設置してしまっているので、
映像も音も、映画館さながらの迫力で見ることができるのです。
(部屋はそれほど広くないくせに〜)
さて、とあるお休みの日に、近所のレンタルビデオショップで、
映画「オペラ座の怪人」のDVDを借りてきて、うちで見ることになりました。
オペラ座の怪人と言えばお馴染み、このテーマ曲がありますよね。
「♪ティーン テケテケティーン(↓) テケテケティーン(↑) テケテケティーン(↓)」
(って、文字で書くと全然分からんな・・・)
映画を見始めてから約2時間、ついに終盤を迎えました。
見ているこちらのテンションも、話が進むに連れてどんどん上がってきました。
そして、ついにこのテーマ曲が流れ出し、話はクライマックスへ!
その時突然、耳を疑うような、ものっすごく大きな音がTVから聴こえてきました。
「バリン!!!」
え?っと思った瞬間、その最高の効果音とともに、突然画面が真っ黒になりました。
「おおっ、さすがオペラ座の怪人、ものすごい演出やんけっ!」
そう思ったのも束の間、音はそのまま続いて聴こえてるのですが、
何故か映像だけはなかなか次のシーンが始まりません。
あれ、おかしいな?と思ってTVに近づいてよく見てみると、真っ黒になった画面は、
バックライト自体が消えてしまってて、実は「真っ暗」になってるではないですかっ!
うっそ〜〜ん、ええ演出かと思ったら、TVがいきなり壊れてるだけや〜ん!!(号泣)
そう、TV画面を表示させているランプ自体が割れてしまっていて、
TVの映像がまったく映らない状況になってしまっていたのでした。
まあ結局は、予備として購入しておいたランプに交換したところ、
ちゃんと正常に動作して続きが見れたのでよかったんですけどね。
しかし、「オペラ座の怪人」の一番盛り上がるシーンでTVがいきなり壊れるとは・・・。
なんかちょっと恐くないですか?
ほんま、あまりにタイミングが良すぎて・・・いやぁ〜、映画って本当に恐いもんですね。
(またこのオチか)
さて、4月と言えば新学期、また新しい年度が始まりましたね。
みなさん、今年度は何をされますか?
いろいろなことを始めるいい機会、ぱ〜っと気持ち良くスタートしてみては如何でしょうか?
それでは今回はこの辺で〜。
(Vol.51 おしまい)