ぶつくさと〜く
【Vol.27】 サムライ (2004.4)
春!春!春!ついに新緑薫る季節となりましたっ!
昨年の秋、富田家のベランダ用にプランターと土を購入して約15個の球根を植え、
くそ忙しい朝の通勤前にせっせと水をやり続けたチューリップたちも、
待つこと約5カ月、とうとう黄色く美しい顔を見せてくれました。
う〜ん、富田家にもようやく新しい家族が出来たようで、ちょっと嬉しい〜。
(いゃ、決して人間の家族を諦めた訳ではなくて・・)
早速、親ばか?ぶりを発揮して、写真のページを作ってしまいました。
さて、前回の予告通り、4月からは肉体改造!と思って、
ベンチプレスやレッグカールといった何種類ものトレーニング運動が出来る
めちゃ安い運動器具(愛称:ムキムキマッシ〜ン)を購入してしまいました。
幸い、モノを置くスペースは「無駄に」余っている家なので(泣)、
リビング横の部屋にとりあえずセッティングしました。
しかし、設置してから約2週間、いまだまともに使われておらず・・・。
え、え〜と、現在まだトレーニングのメニューを考え中と言うことでして・・・。
とにかく、ただの洗濯物干しにならんように、ちゃんと使おうと思ってます。
さて、先日とある居酒屋で飲んでいました。
料理もそこそこの味で、程よくお酒も進み、上機嫌で会話を楽しんでいました。
しばらくして、一人の若い店員さん(♂)が、
注文したビールとカシスソーダをお盆に乗せて私達の席にやって来ました。
彼は何も言わずにビールを手に持ち、どこに置こうかな?とその置き場所を探していました。
「ああ、こっち・・」と私が言うと、彼は手にしたビールを私の前に置こうと手をぐっと延ばしました。
修羅場が訪れたのは、まさにその時でした・・・。
「ドタガラ、ガッシャ〜〜ン!!」
そう、泣く子も黙るどでかい音を立てて、まわりの客の視線を浴びながら、
彼は何かを落としたのでした。
ん、待てよ? え〜と、ビールは彼の右手に握られたまま。ということは・・・
ぶひょ〜〜〜〜!!
お、お、お盆の上にあったグラスが思いっきりこぼれてるやんっ!!
あらららららら、俺のジーパンとシャツがびちょびちょになって・・・しかも、うわっ、赤っ!赤っ!
全身に真っ赤なカシスソーダかけられとる〜〜。うそ〜〜ん、ありえへ〜〜ん。
過去に何度か汁気をかけられた(vol.13/vol.22参照)、この自称「水したたり男」の私も、
ここまではっきりと色のついたものを、ここまでくっきりと跡が残りそうなほどに、
しかも、ここまでたっぷりとかけられたのは初めてなのでした。
(カ・イ・カ・ン・・ by 薬師丸ひろ子)
カシスソーダのしずくたちが向かったその矛先(?)は私の全身だけではなく、
テーブルも、メニューも、置かれていた料理までもが真紅に染まっており、
その凄(すさ)まじい光景はまるで、
潔い死に様を見せつけた、武士の切腹シーンを彷彿とさせるものがありまして・・。
いやいやいや、いくらサムライブームやからといって、
そんないろんな意味での出血大サービスはいらんっちゅうねんっ!!
(ちなみに3分後には、テーブルに赤いおしぼりの山が築かれていた)
まあでもその後、我々のテーブルに料理を運ぶのはすべて店長の担当となり、
その誠意を見せようという姿勢(かな?)の徹底ぶりには多少感心しましたがね。
(でもさすがに無料にはならんかったか〜)
ええけど、私、ほんまに水系の悪霊か何かに取り憑かれているんでしょうか・・?
う〜ん・・・こんな私にカシス記念日。(俵万智で)
話は変わって、ちょっと映画の話を。
私には大好きな映画があります。
それほどメジャーではないのですが、「パーフェクトワールド」という映画です。
ケビンコスナー扮する脱獄囚が、男の子を人質にして逃走するという話で、
アメリカののどかな田舎風景を舞台に、淡々と話は進みます。
登場人物もあまりおらず、そこに出てくる人々の心を真っすぐに感じられる作品です。
(もっと書きたいけど、まだ見てない人もいるでしょうからこの辺にしとこ・・)
みなさんはどんな映画が好きですか?
ストーリーや展開が楽しいもの、アクションで興奮できるもの、映像が美しいもの。
純粋に恋愛ものが好き、という人もいるでしょう。
私はきっと、悲しみや苦しみ、そして切なさを、
登場人物と同じ気持ちになって感じることが出来る映画が好きなんだと思います。
しかもそこに何らかのドラマがあって。
「タイタニック」は、その感想に賛否両論がありますが、個人的には、
どうせ人気俳優を使ってパニック物と恋愛物をくっつけただけの映画やろ〜、
とあまり期待し過ぎずに見たからかもしれないですが、私の好きな映画の一つになりました。
ディカプリオ君の、この瞬間のこの行動はこんな風に相手のことを思ってなんやな・・・とか、
その心の奥まで考えると、いろんな何かを感じ取ることが出来たんでね。
韓国映画の「シュリ」も、前半のドタバタ劇はまあ置いといて、
自分がもしあの立場ならどんな気持ちやろ、って考えると・・・やっぱり好きな映画の一つですね。
(う〜ん、内容を書けないのがつら〜い)
何やろ、今思ったんですけど、私の好きな映画に共通してる内容からすると、
お互い通じ合う気持ちはこんなに強いのに・・というストーリーが好きなんですかねぇ。
う〜ん、冷静に考えると、やっぱりネクラなんかな・・俺。(ぞ〜っ)
まあ、映画に私と同じようなものを求めておられる方は、
是非一度「パーフェクトワールド」も見てみて下さい。
(でも、あまり期待し過ぎないでね)
とりあえず、最近はDVDのソフトも安くなって来たし、たくさんいい映画を見ようと思ってます。
そのために6.1chのアンプ/スピーカーと大画面のTVを買ったんやし。(ううっ、借金苦なのに)
こんな私にお薦めの映画があったら、是非教えて下さいね。>どなたか
さあ、4月になり、いろいろ新しい環境での生活も始まりました。
皆さんも気持ちを入れ替えて、新たな目標を持って、日々頑張っていきましょうね〜。
ではっ。
(Vol.27 おしまい)